動物が好きなにおい、嫌いなにおい
.: * 動物が好きなにおい、嫌いなにおい * :.


■動物が好きなにおい、嫌いなにおい
 動物は、種類に関わらず、においに反応します。
バナナのようなにおいに、なぜ動物たちがよく反応するかは定かではありません。
バナナなど一度も口にしたことがないであろうカメでも、ひときわ大きな反応を示すそうです。
もちろん、大きな反応を示すからそのにおいを好んでいるとは限りません。
大嫌いなにおいだからこそ、大きな反応を起こすこともあります。
もしかすると動物の中には、死ぬほどいやなにおいを嗅がされたものもいるかもしれません

 これ以外では、例えばハトは花の香りのように人間が快いと感じるにおいに比較的反応をします。
モルモットやハゲタカは腐敗臭によく反応します。
これらは生活環境や食性に大きな関わりがあると考えられるでしょう。
また犬の場合、1900年初めに行われた実験結果によると、ムスクやスミレ臭、ワセリン臭、イソ吉草酸臭、バラ臭、ヒマシ油臭を付けた紙を嗅がせると、犬はその紙をひっぱり、食べるような行動をします。
しかし、オレンジ臭、ジャスミン臭、アルコール臭、エーテル臭などには、不快な表情をしてそっぽを向くそうです。
犬でも花のにおいは嗅ぐことができそうですが、バラやスミレが好きで、ジャスミンやオレンジには興味がないようですね。
これは興味深いことだと感じています。